いきなり疲労の限界
- DAY1 / Oct. 16, 2014
- 2015年12月30日
- 読了時間: 1分
この旅は基本的に「無計画」と決めていた。だから、いつ、どこで、何をする、といったことはほぼ考えずに、目の前に飛び込んでくる一期一会の機会に行動をゆだねることにしていた。その方が間違いなく旅はドラマに満ちあふれる、そう思ったからだ。
空は快晴、気温は16℃。シカゴ郊外のROUTE66の状態はまだとても良く、ドライブは快適そのものだ。
順風万端と思われたこの旅のはじまりは、しかし、突如自分の体に起った異変で急ブレーキすることになった。猛烈な眠気に襲われたからだ。無理もない、思えば出発前の仕事で徹夜が続き、今日で不眠3日目を迎えていた。しかも東京との時差は15hと半端ではない。初日の走行距離はわずか40km地点でリタイヤすることにした。
街の名前は覚えていない。目の前に飛び込んできたモーテルに転がり込むと、スニーカーを脱ぎ捨てて、その勢いのままベッドに身を埋め爆睡した。無計画とはいえ、このブレーキのリカバリーに対する不安を多少感じながら。



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